サステナビリティ

リスクマネジメント

基本的な考え方

事業運営を行うにあたり、将来発生し得る事象を想定し、その発生可能性と起きた場合の影響を適切にマネジメントすることが重要です。当社グループでは、企業経営にとって好ましくない、またはマイナスの影響を与えるものを特に「リスク」として認識し、発生確率とインパクトの2点で把握しています。そして、平時においてリスクの発生に対する予防策を講じるとともに、万一リスクが顕在化しクライシスに至った際にも、そのマイナスの影響が最小になるように平時からリスクヘッジを行う、またはクライシスマネジメントへの円滑な移行ができるように備えています。

リスク管理体制

当社は、当社グループの経営における多様なリスクを網羅的かつ客観的に把握し、その未然防止と発生時の迅速かつ適切な対応を図るため、リスク管理委員会を設置し、グループ全体のリスク管理体制を推進・監督しています。

リスク管理委員会

リスク管理委員会は、以下の事項について審議・決定を行い、リスクマネジメントの状況を取締役会へ定期的に報告することで、取締役会による適切な監督体制を確保しています。

  • 経営上のリスクに関する基本方針・規程の策定
  • リスクの把握・評価および管理体制状況の確認
  • リスクマネジメントに関する啓発および研修

リスク特定プロセス

  1. リスクの洗い出し

    • 東邦HD・東邦薬品各部署、調剤薬局事業、医薬品製造販売事業のリスクを抽出
  2. リスクの評価・優先付け(マッピング)

    • 下記基準をもとにリスクを評価し、マッピング
      発生頻度:1(極めて低い)~5(極めて高い)
      想定される影響度: 1(最小)~5(甚大)
  3. 重要リスクの特定

  4. リスク管理委員会による定期的な管理

想定される影響度

大:営業利益の10億円以上の損失
中:営業利益1~10億円の損失
小:営業利益1億円未満の損失

発生頻度

高:毎月~数か月に1回程度
中:1年に1回程度
低:数年に1回程度

当社グループの重大リスク

  リスク 考えられる事象
市場 インフレ、為替変動によるコスト増加、価格転嫁困難等
制度改革 薬価制度改定による収益構造の変化等
医療安全 調剤過誤、医療事故、偽造医薬品混入等
品質 医薬品等の品質管理不備等
人的資本 人材確保困難、業務属人化、高齢化、賃金相場上昇等
契約 不適切な契約締結、権利義務の不履行等
コンプライアンス 法令違反、ハラスメント、内部不正、取引先による不正等
レピュテーション 経営陣による不祥事、SNSへの不適切投稿等
労働安全・事故 安全配慮義務違反、業務上の事故、交通事故、健康障害等
与信 取引先の信用不安、倒産・貸倒れ等
安定供給・事業継続 サプライチェーン寸断、物流コスト増
設備故障等
自然災害 大規模災害、パンデミック、気候変動等
情報・サイバー サイバー攻撃、システム障害、情報漏洩等

BCP対策

自然災害などに備えBCPを整備しています

薬の流通には着実なBCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)が求められます。自然災害や感染症の流行が起こったときでもとどこおりなく薬を届けなくてはなりません。そのため、当社グループでは様々な事態を想定し、BCPを整備しています。

  • ホストコンピュータおよび倉庫内管理システムの二重化
  • 「医薬品卸事業BCP(事業継続計画)文書」の策定
  • 共創未来グループ災害等対策マニュアルの策定
  • 共創未来グループ災害等対策委員会の設置および定期的な開催
  • 自家発電設備の設置
  • 災害時用バイクの配備
  • 災害時優先電話、衛星電話などの設置
  • 緊急通行車両等の事前届出制度の利用
  • 安否確認システムの導入